- 加熱式たばこ」とは、紙巻きたばこが、たばこの葉を「燃焼」させて煙を吸引するのに対し、加熱式たばこは発火点より低い温度で「加熱」するのが特徴だ。
- 2015年9月に、スイスのフィリップモリス社が加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」を発売したところ、日本中で品薄のため「買えない」という現象が起こった。普通に買えるようになったのが、ここ最近のことである。
- ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社が開発した「glo(グロー)は、2016年12月に仙台市限定で発売し、2017年10月に全国発売となった。
- 日本たばこ産業(JT)が開発した「PloomTECH]は、2016年3月テスト販売を開始し、2018年6月4日から全国の一部たばこ販売店で、さらに同年7月からはコンビニ・組織小売で販売展開をしている。
- これらの製品のうち、IQOSは先行発売されたこともあり“加熱式たばこ”と言えば、IQOSをイメージしてしまほどである。やはり、glo・PloomTECHは、後発となり大きくシェアを伸ばしたIQOSに後れを取っていると感じる。商品性には、それぞれ優劣があり愛煙家の支持が思うように得られないのが実態かと思う。
- 加熱式たばこは、紙巻きたばこのマイナスの部分、つまり受動喫煙で問題となる煙の発生、更には健康被害の代名詞となる「ニコチン・タール」の発生が抑えられていることである。ニコチンは、ゼロにはならないが、タールはゼロである。したがって、これまで「悪者」のレッテルを張られてきた「たばこ」のイメージが払拭できればと期待している。