本年10月1日からのたばこ税増税に伴う小売価格改定の申請をJT社及びBATJ社について過日行った旨の連絡を受けておりましたが、本日(8月24日)連合会より各社がの申請が認可された旨連絡がありましたので、お知らせいたします。商品別の改定額については、組合にて把握しておりますので、ご希望の方は、組合までご照会ください。なお、フィリップモリス社の改定状況については、申請及び認可について連絡がなく分かりませんので、ご了承ください。
《JT社の改定》
・販売店への周知概要は、8月21日頃からダイレクトメールで案内(発送)するとのことです。
・ダイレクトメールの内容物は
① 「たばこ小売価格の改定について」の案内文
② お客様周知ステッカー(店頭用、自販機用)
③ 自販機プライスカード(2種)
④ 販売票標記名一覧
・定価改定に伴う取引条件等
① 注文・納品について:定期配達を基本とし、適切仕入、可能な限りの仕入タイミングの平準化のお願い
② 宅配サービス注文締め時間の変更:締め時間について、「納品日前日の15時30分」としているところ、20.9.14~20.9.29の期間「納品日前日の12時に変更」
③ 宅配サービス料金の算定基準額の変更:
・内外タバコ購入代金の合計額が「23万円未満まで1,000円」を「25万円未満まで1,000円」に変更
・以降「23万円を超えるごとに900円加算」を「25万円を超えるごとに900円加算」に変更
④ 返品・取替について
・20.9.14(月)~20.9.30(水)の間、可能な限り返品・取替を控えるようお願い
・定価改定に伴う過剰発注品の返品・取替は、所定の返品・取替手数料を請求する場合がある。
⑤ 差損金が発生する銘柄について:一部銘柄に差損が生じるが、調整マージン率を適用した差損相当分の補填は行わない。
主な価格改定は次の通り
《BATJ社の改定》
① 10月1より、紙巻きたばこ57銘柄、葉巻たばこ12銘柄の69銘柄が改定されます。(商品ごとの改定額については、組合にご照会ください。)
② 加熱式たばこ製品等の小売価格改定については、「今後、改めて申請を予定している」とのことです。
たばこの価格は、たばこ税の改定により18年10月にも行われた。たばこ税の改定は20年、21年にも予定されており、4年連続で値上げされることが見込まれる。たばこの価格には、国たばこ税、地方たばこ税、たばこ特別税、消費税と4種類の税金が含まれている。JTによると、一般的な紙巻たばこでは価格の6割が税金だという。
財務省の「たばこ税等に関する資料」によれば、紙巻たばこの販売数量は1996年の約3.5億本をピークに、17年度は約1.5億本と減少傾向にある。それでも税収自体は2兆円前後で毎年推移しており、このままたばこの売り上げが減っていけば、税率を引き上げて税収を維持する可能性もありそうだ。